おはこんばんにちは!はやぴ(@hayapiiii12)です。
今回のブックレポートは「言葉にできるは武器になる。」です。
著者は、ジョージアの「世界は誰かの仕事でできている。」や、タウンワークの「バイトするなら、タウンワーク」など、誰しも必ず一度は聞いたことがあるコピーを生み出した、株式会社電通の梅田悟司さん。
個人的にジョージアのコピーが大好きで、仕事で辛いときにぼんやりCMを見ていたらふっと励まされていた経験もあり、これは読まねば!と購入しました。
この本はただ、話し方のスキルを学べるだけではなく、言葉にする前の自分の「思考」に関する考え方を教えてくれます。
仕事やプライベートで伝えたいことを伝えようとしているけれどなかなか伝わらない・・といった悩みを根本から解決してくれる本です。
今回は印象深かった点や、なるほど!と思った点をかいつまんでまとめてみました。
購入目的
今回このタイミングで購入した目的として自分の中で下記の課題を感じていたことがきっかけになります。
- 考えていることをうまく言語化できない
- 考えがまとまってないまま言語化してしまうことがある
- 自分の伝えたいことが的確に伝えられていない感覚がある
- 言語の幅が狭い
特にクリエイティブ制作の場でのロジカルな言語化を求められることが多い環境に身を投じていることもあり、もっと思考を深く掘り下げ、相手に伝わる言葉を強化をしたいと思い購入しました。
言葉には「外に向かう言葉」と「内なる言葉」がある

伝え方を高めたり、雑談を続けるためのスキルなど伝えるための道具を語る書籍をよく見かけます。実際に私も今まで伝え方やスキルを求めて本を購入していました。
しかし、伝え方やスキルをいくら習得しても自分の考えを的確に伝えられているか疑問に思う時が多々ありました。
この本では伝え方やスキルとしての道具、「外に向かう言葉」よりも自分の思考や意見といった「内なる言葉」に焦点を当てて、思考の深化について書かれています。
伝え方をいくら練習しても、自分の思考がままなっていないと伝わらない。確かに「なんか伝わってないな・・」「うまく言語化できないな・・」と感じたときは、自分の中でも思考がまとまってなかったことが多かった気がします。(ダメ、絶対)
言葉にできることは「内なる言葉」、つまり自分の思考や意見を深掘りすることが肝心なのだとこの本を読んで気づきました。
「内なる言葉」の解像度を高めて正しく思考を深める

思考を深めるには「内なる言葉の解像度を高める」ことが大切だと書いてあります。
内なる言葉は「嬉しい」「悲しい」といった単純な感情や想いではなく、その感情の根源へ踏み込み発見し、解像度をあげる必要があります。
考えがもやもやしている、考えが進まないのは「内なる言葉」の解像度が低く、頭の中で思考が回遊してしまい絡まってしまっている。まずは頭の中を全て外に吐き出して空にし、考える余裕を生み出すことが必要だと記載されています。
水野学さん著書「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」でも思考を「外部化」しておくとストレスも減り、アイデアが出やすくなると記載があったことを思い出しました。
紙や付箋に書き出す、客観的にみるなど、具体的な「解像度」をあげる方法も記載されているので実行にも移しやすかったです。
深めた思考を言葉にするプロセス

「内なる言葉」を「外に向けての言葉」にするためのプロセスも書いてあります。
プロセスは他の本に記載の内容もありますが、「内なる言葉」をどのように伝わる言葉にするか、この本ならではの視点でのプロセスもあるので実践もしやすいです。
中身がしっかりしていれば難しいスキルやこだわった伝え方などは必要ないのだな・・と今までコミュニケーション自体に苦手意識を持っていた私は肩の荷が降りました。
「思いがあるからこそ型(伝え方)が活きてくる」。
まさにこの通りだと思いました。
おわりに
今回は、「言葉にできるは武器になる。」のレポートでした。
コミュニケーションが得意ではない私はよく自分の想いや、仕事の提案などでうまく言葉を伝えきれずに消化不良に陥る時がありました。
その原因は伝え方やスキルというよりかは伝える前の「内なる言葉」の解像度が低かったことがわかりました。確かに自分の思考なのに腹落ちせずに言葉にすることが多かった気がする・・。勉強になりました。
私と同じように「こ、言葉にできない・・」とモヤモヤしている方はぜひ読んでみて、実践してみてください!!
それでは!